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【妻が妊娠中の転職活動】お勧めできないけれど自分には必要だった話

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妻の妊娠中の転職という茨の道を進もうとしている同志の方へ。

私の体験談が1つの参考になれば嬉しいです。

「自分は今のままパパになって大丈夫なのだろうか?」

妻の妊娠がわかった後、嬉しさに続けてメッチャクチャ不安な気持ちも湧いてきませんか?

私はマジでこれからの未来が不安で不安で仕方なかったです。

特に「自分の働き方」について悩みが爆発しました。

「今の職場でこれからも今までと同じように働いていたら、子供と過ごせる大切な時間が全然足りないんじゃないか?」モヤモヤした気持ちでいっぱいでした。

妻が妊娠する前からもっと早く行動しておくべきだったのかもしれませんが、子供が産まれる人生の一大イベントを目の前にしてやっと、今まで自分の気持ちを押し殺していた部分がいっきに噴出したのです。そう、いつもギリギリになって焦るタイプ!

「でも、妻が妊娠中に転職活動はアリなのか!?普通に考えたらタイミング悪すぎだよな?でも今を逃したらもうタイムオーバーじゃん?どうすれば良いんだー!?」自問自答を繰り返していました。

確かに一般的に妻が妊娠中の転職活動は推奨されていません。「出産前の大変な時期に転職活動なんて信じられない!」という意見もあるでしょう。

だけど「このままの働き方ではダメかもしれない」という気持ちを押し殺して放置するのもNG。後々絶対に後悔すると思う!というのが私の判断でした。

そこで転職活動を思い切ってスタートさせたのです。この時、妻は妊娠5ヶ月!

そして暫くしてやっぱり、妻「こんな私が大変な時期に転職活動なんて信じられない!スマホばっか見てんじゃ無いよ!!!」と怒られました。はい。そうですよね。ごめんなさい。

でも、そんなドタバタした時期を乗り越え転職した今は「残業が減って在宅勤務が出来るようになったお陰で幸せな子育て生活だね!」と言い合える暮らしを手に入れられました。

そんな私の経験談をここにまとめておきますね。

妻の妊娠中の転職は茨の道かもしれませんが、ここを通らなければ自分の望む将来も手に入りません。

人生の正念場だと思うので、ここで頑張る価値はとても大きいです!

きっと「父親の育児参加プレッシャー」がどんどん高まってきている中で、これからは妻が妊娠中に転職する道を選ぶ同志のプレパパさんが増えるんだろうなと思います。一緒に頑張りましょう!

目次

私の転職概要

30代後半メーカー勤務の機械系エンジニア(でした)

転職活動の結論。

複数の会社でエンジニア職の面接を受けて内定も頂いたのですが、最終的に他社へ移るのでは無く「同じ会社内で子育てと仕事を両立し易そうな部署へ異動」を選択しました。

メーカーでの商品開発はやり甲斐も大きいのですが、プロジェクトが炎上するともう大変!

当時は毎月40〜50時間位の残業(私はまだマシな方で休日仕事で100時間オーバーの方もいましたね)をしている状況でした。

ただ他社エンジニア職の転職活動をしていて、残業、残業で子育てどころでは無くなってしまうのは会社が変わってもどうやら同じ状況のようだと感じました。

なので「専門職」を離れる怖さはありましたが、長い仕事人生のうちで数年間を子育て優先でスローダウンする為に、エンジニア職から少し離れて過ごす方を選びました。いわゆる「開発のサポート」「管理」系の部署への異動です。

当然、収入(主に残業代)も下がりますが、子供と過ごす時間はプライス!という判断です。

転職活動を始めた理由

「育児休業を取れない」&「残業が当たり前」&「在宅勤務ができない」職場の雰囲気だったからです。

「ここで働いていたら子育てが2の次になっちゃう!」危機感。

仕事に余裕が無い環境ではやっぱり「育児休業」を取得するのは難しいですよね?

私の場合は即諦めました。制度があってもまだまだ文化的に男性が子育てにエネルギーを注ぐのが難しい職場は沢山あると思います。

直属の上司や先輩がたに妻の出産を伝えた際に「最近は育児休業を推進してるけど俺らの頃は仕事で出産にも立ち合わなかったわー」という感じで遠回しに釘を刺されてしまいションボリした気持ちになったのを今でも当時の感情を良く覚えています。

「なんでそんな昭和みたいな事言えちゃうの?信じられない!」悲しみと諦めの境地です。

ただ、全社的には育児休業を取得している若いパパさんはちらほらいる感じでした。同じ会社でも育休取得のし易さは部署間で格差はあると感じていたのです。

私は開発の仕事自体は好きなのですが「心身共に拘束時間が長い」のが今自分の置かれているライフステージに合っていないのでは?と感じていました。

また「在宅勤務」も会社としては推進していたのですが直属の上司は「断固出社派!」なのと、やっぱり業務的に出社した方が効率が良かったので毎日出社している状況。

「コレは子供が産まれる前になんとかしなければヤバい!仕事に子供と過ごす時間を奪われちゃう!」と強く感じたので、意を決して妻が妊娠中に転職活動を始めました。

本当に「働き方」って所属する会社や部署によって全然違うので、自分のライフステージ状況に合わせて環境を選ぶって大切なんだと転職活動を通じて感じました。

2種類の転職活動とそれぞれのメリット&デメリット

ここからは私の転職活動の詳細についてです。

転職で得たいゴール「ライフワークバランスの改善」を手に入れる為の道は2つありました。

「他の会社への転職」と「同じ会社内での部署異動」です。

目指すゴールは一緒でもこの2つは全く別ものだなと感じました。それぞれ簡単にですが紹介しますね。

「他の会社への転職」について

メリット①公私共にガラッと環境を変えられる

メリット②大幅年収アップの可能性(人による)

メリット③職種を変えずに働き方を変えられる可能性

デメリット①環境の変化が大きく順応するのが大変

デメリット②当たり外れは転職してみないと分からない

私の場合は先ず本格的に始めるにあたり複数の転職サイトに登録しました。きっとあなたも聞いたことがある大手の転職サポートサービスです。

全体を通しては「今のご時世、労働力不足なので転職しやすいかも?」という実感があります。

転職活動には大きく5つのステップがありました。

①転職先会社探し

②事前準備

③応募

④面接

⑤内定

です。

①転職先会社探し

1番最初のこのステップはワクワクが強い時期です。

転職サイトに登録して「あー、なるほどこんな会社もあるのか。勤務地は〇〇なんだ。そうすると週末は海が近いから子供とたくさん遊べるかも!?」とか「東京近辺で考えていたけど、もしかしたら関西の方でも良いかもしれないな。今までの暮らしの雰囲気がガラッと変わって楽しいかも」と半分旅行先を選ぶ感覚。

働く環境への知見も広がるし、気分転換にもなるので「大変な時期だけど転職活動を始めた方が良いのかな?」と1人で悶々と悩んでいる場合は、先ずは今すぐサクッと転職先会社探しを始めるのが良いと思います。(ただ妊娠中の嫁さんの前でずっとスマホを構っていると雷が落ちてくるので気をつけて!)

②事前準備

このステップは転職する目的(表向き)の整理や、転職先の企業にアピールできるスキルや経験の棚卸しがメイン。いわゆる自己分析と自分の売り込み方法の戦略を考えます。応募ドキュメント作成は結構大変だった記憶です。

ここでちょっと迷ったのが転職目的で「ワークライフバランスの改善」という自分の最大の目的を大々的に言うべきかどうか。

まぁ、無難に本音は全て晒さず「新しいチャレンジをしたい」的な攻めの理由を撚り出しました。

ここは転職エージェントに相談するのも良いかもしれません。彼らもお仕事なのでちゃんと相談にのってくれます。

ですが、どうやらエージェントにも当たり外れはあるみたい。私の場合は自分よりだいぶ若い方が担当だったので相談すると言うよりも、「転職市場動向」や「私のキャリアと似た方の転職経験談」などジェネラルな情報を教えて貰って「フムフムなるほどですね」といった感じでした。ゴリゴリ転職先を勧めてくるタイプでは無く、ビジネスライクなコミュニュケーションだったので悪い印象はありませんでした。

③応募

自分で「ここの会社は希望に合いそう」と選んで応募した会社が2社。

また最近は経歴から「うちの面接を受けませんか?」というスカウト型での応募も多いんですよね。ただこれは人手が足りていない企業さんが手当たり次第スカウト連絡しているだけとの噂もあり、私は余りあてにはしませんでした。

④面接

こちらはケースバイケースだと思うので簡単に紹介。

オンライン→対面→オンラインで部長さんを中心に数名の方々と面接をしました。

最初オンラインの面接だったのは対面より緊張しないので良いですね。

⑤内定

30代後半という年齢もあり、大丈夫かなと心配していたのですが「是非うちへ来て欲しい」と言っていただけました。やっぱりどこも人手不足みたいです。

ただ、年収はやはりちょっと下がってしまいそうなのと、他社への転職は環境が変わりすぎるので不安もあると感じていたのも事実。

「色々な可能性を転職活動で探っています」と終始コミュニケーションをして失礼ながら内定に対して即答できない事を伝えて返答するのに少し猶予を頂きました。以上が「他社への転職活動」の経緯です。

結局この2週間後には「申し訳ありません」の連絡をしてもう一つの道を選びました。

「同じ会社内での部署異動」について

メリット①会社は変えず働き方だけ変えられる

メリット②社内異動なので不安が少ない

メリット③後々元の部署に出戻りできる

デメリット①一部の人間関係がちょっと気まずい

デメリット②職種が変わってしまう

私の場合は他社への転職活動と同時に「会社の中での部署異動」も真剣に検討し始めました。

「自分の今の働き方」に対しては限界を感じていましたが所属している会社が嫌いな訳では無かったので、他社へ移らなくても自分の希望が通るならこちらの方が良いなと思っていました。

まずは部署異動の経験者の方に話を聞いたり、所属部署の方々には内緒で人事部の方に相談したりといった感じで情報収集する事から始めました。

部署異動の志願の仕方は大きく4つある様です。

①社内公募

②直属の上司に相談

③人事に相談

④配属希望先の上司から働きかけて貰う

①私の場合はできるだけ早く異動したいと考えていたので社内公募へのエントリーは時間がかかりすぎるだろうと思い除外。

②は今までの経験上うまく機能しません。一般的な話として「異動の希望を上司に相談してもなかなか希望通りにいかない」ケースが殆どかと思います。

③が私にとって一番無難な選択肢でした。

「適材適所」の人材管理は人事部のお仕事でもあるので上手く説明すれば理解して貰えると思いました。今はどの部署も人材不足なので「異動希望先で手が回っていない仕事を自分が引き取ります」といえば説得し易いかと。

④は事前に異動の先輩方に話を聞いた際に1人だけいましたね。異動希望先の上司と仲良くなって一緒に呑みにいけてしまうタイプ。コミュ力が高く無いと難しいので私にはできない方法だと最初から諦めてました。これが出来る人はすごい!羨ましいです。

最終的に「異動」の道を選んだ理由は環境変化を最小に抑えながら「ワークライフバランスの改善」を手に入れられるから。

開発の仕事から一歩距離を置くのは正直ちょっと寂しい気持ちもありましたが下記の言葉が自分の心には刺さりました。

「一生のうちに働く期間は40年。だけど子育ては10年たらず」

子供の側にいることが、仕事よりも「今しかできない貴重な時間」だと自分の中でプライオリティー付けをしました。

実際に人事の方に相談してから異動するまでの期間は4ヶ月間くらいでした。ちょうど社内で毎年ある組織編成のタイミングを狙ったので短い期間でスムーズに異動できたと思っています。

子供が生まれてすぐの異動だったので、1〜2週間はちょっと大変でしたが残業が減ったのと在宅勤務ができる様になったので「なんて良い職場環境なんだ!これなら子育てと仕事を両立できる!」とすぐに確信しました。本当にありがたいことです。

妻が妊娠中の転職活動は慎重に?オススメ出来ない理由とは?

私は「妻が妊娠中の転職活動も肯定派」ですが、余りオススメしちゃいけないな。とも思っています。

最近流行りのAIにこの時期の転職活動について相談してみたら下記模範解答を返されました。

妻が妊娠中に転職することは、慎重に考える必要があります。妊娠中は身体的な変化やストレスが増えることがありますので、以下の点を考慮して決断することが大切です:

1. 妻の健康と安全:新しい仕事の要求に対して妻の身体的・精神的な健康がどれだけ対応できるかを検討しましょう。

2. 経済的安定:転職に伴う経済的影響を評価し、家計への影響を考慮しましょう。

3. 保険と福祉:新しい雇用条件が、妊娠中や出産後の保険や福祉制度にどのように影響するかを確認しましょう。

4. 職場のサポート:新しい職場が妊婦のニーズにどの程度対応しているかを確認し、サポートがあるかどうかを調べましょう。

最終的な決断は、妻の健康と幸福を最優先に考える必要があります。医師や労働法の専門家とも相談し、慎重に検討してください。

↑だそうです。

うん、なるほどAIらしい模範解答ですね。

最後に

私自身の経験を通して感じたことを記して〆たいと思います。

大変な時期の転職活動を思いつくのは人生に必要なことだから!

子供の誕生は自分も生まれ変わるチャンス!

転職活動は時間がかかるが、上手い落とし所は必ず存在する!リスクをとって行動すれば人生は好転するはず!

子育てに幸せドタバタ現場からは以上です。

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