パパになった直後に転職を考え始めた方向けの記事となります。
「子供の誕生」が大きなキッカケになり、転職を決意するパパさんは多いですよね?
私もその1人。
アラフォーで初めての転職活動にチャレンジしました。
新卒入社から15年間、割とハードに働きつづけていましたが初めての子供を授り、仕事に対する価値観がガラッと変化したのが大きな理由です。
「今まで仕事優先の生活をおくってきたけれど、今のままではダメかもしれない。思い切って今すぐワークライフバランスの見直しをしなければ!やっぱり転職した方が良いのかな?」
一時は不眠症になるくらい、今後の働き方について悩み、迷走しました。
「育児優先の転職なんて“逃げ”なんじゃないか?」
「今までのキャリアと年収を捨てることになる?」
「転職で失敗してしまったらどうしよう」
「でも、今のままの働き方では絶対に子供との時間が十分に取れない」
将来への不安と、現状への不満。
毎晩これからどうすべきか?考えたのです。
この記事を読んでいるということは、きっとあなたも同じようなシチュエーションではないでしょうか?
結論!
パパになった今はまさに勇気を出して転職活動をはじめる絶好のタイミングだと思っています!
その理由はなぜか?
実際に私が「転職活動を始める」と強く決意した理由を5つご紹介します。
パパとして新しいチャレンジの最初の一歩を踏み出す参考になれば幸いです。
①娘&妻と晩ごはんを一緒に食べたいから
毎日残業が続き、1人会社のデスクでコンビニ飯を3分で食べる生活を今後30年近く続けるのはシンドイなと気づいてしまいました。
独身だった20代、妻が夜遅くまで起きて待っていてくれた夫婦2人だけの時は家族との食卓の重要性は感じていなかったのですが、娘が産まれてから「平日も家で娘&妻と晩ごはんを一緒に食べられる普通の幸せが欲しいな」と改めて強く感じた瞬間に「転職するべきか?」と真剣な自問自答が始まりました。
家族と一緒にご飯を食べたり、一緒に寝たり。
生物として普通のことができない暮らし&働き方はおかしいですよね?
これが転職を決断する一番大きくシンプルな理由でした。
②なんでこんなに残業しているのか?疑問を感じ始めたから
「ワークライフバランス」の見直しを考えているパパさんの多くはきっと今まで仕事をめいいっぱい頑張ってきた立派な企業戦士の方が多いでしょう。
きっとあなたも優秀な社員として周りからの期待やプレッシャーを背負っているのではないでしょうか?
仕事に全力投球する人生も楽しいですよね。
残業を沢山して、成果を上げれば上司や会社から評価してくれます。
周りから評価されれば自己肯定感を爆上げしてくれ、自分も嬉しいです。
子供がいない自分の時間に余裕があった時はそれで全てうまくいっていました。
でも、子供が産まれたことで「時間が足りない」状況になり、今までのリズムが狂ってしまいました。
仕事か?育児か?
どちらか選ばなければいけません。
残業時間は、子供と過ごす時間のバーターです。
残業をしないで定時に帰れば子供と夜一緒に過ごせる時間が数時間確保できますが、残業をしてしまうと平日子供と過ごす時間が無い状況のパパさんが殆どだと思います。
これからの限られた人生の時間を何に使うべきか?
平日の夜18:00〜21:00までの時間をどう過ごすべきか?
父性が強いパパさんほど会社員としての働き方に疑問を感じ始めるはずです。
なんでこんなに長い時間を残業に費やさなければいけないのか?
もっと効率的に業務を終わらせられないのか?
なぜ家族と一緒に晩ごはんを食べれないパパさんがこんなにも多く存在しているのか?
家族と過ごす時間を犠牲にしてまで残業をする意味はあるのか?
強いフラストレーションを感じた瞬間は行動すべきタイミング。実は大変な育児時期が「働き方改革」の1番のチャンスだと感じました。
③管理職(出世)を目指さないと決めたから
私は娘が産まれてから「出世競争には関わらない」と決めました。
前から薄々考えていたことですが、今の日本の働き方で中間管理職になることは「コスパが悪い」なと。
「育児と出世競争の両立は絶対に無理」だとハッキリわかりました。
なので、転職して経験値を増やした方がライフキャリアの充実に繋がると判断しました。
出世を目指すことは1つの会社にフルコミットする選択。丁稚奉公を覚悟の上にハイリターンを狙うキャリア戦略ですよね?収入面でも安定するので、自分の心が許すのであれば是非進みたいサラリーマンの王道ですが、管理職と育児を両立するのは絶望的に難しいのは火を見るより明らかです。
そこで、出世を目指さずに将来シニア世代になった時にも安定して仕事と収入を得る為に必要なことは何か?考えてみました。
「変化に柔軟であること」と「複数の職業を経験していて独自の視点を持っていること」が私の結論です。
①社会や自身の暮らしの変化に合わせて「新しいスキル」を継続的にアップデートしていく姿勢
②シニアになっても独自の視点で付加価値をうみだせる幅広い経験を積めるキャリア計画
この2つを意識しながら、子供と一緒に自身も学び成長していけたら素敵だなと思っています。
私は実際に転職して一年。前職の時より働く時間はだいぶ短くなりましたが、新しいスキルや新しい経験ができて人生に対する視野が広がったと感じています。
出世を目指さず、育児参加も中途半端で、会社から与えられた業務のみを淡々とこなす日々。
実はこの選択は1番リスクが高いのではないでしょうか?
④父親の育児参加で子供の能力が上がるから
父親と過ごす時間が子供に良い影響を与えるという話はたくさんあります。
例えば、
ハーバード大学医学部のマイケル・ヨグマン博士の研究によると、父親が育児に携わった子どもには以下のような特徴があるといわれています。
- 言語能力が優れている
- 自尊心が高い
- 学校の成績が良い
- うつや不安症になりにくい
- 学校をずる休みしたり、10代で親になったりする割合が低い
ということは
「長時間労働で頑張ってお金を稼ぎ、それを塾などの教育費に充てる」よりも「父親として子供の側にいる時間を増やして一緒に学んでいく」方が100倍良いと思いませんか?
長時間勤務で得られるお金で買える教育サポートは沢山ありますが、なんだかそれは寂しいなと感じます。
子供の能力向上にとって、パパの存在が大切だと知ったら尚更いっしょに過ごす時間を確保できるワーキングスタイルにしたいなと思いました。
⑤週の半分はリモートワークで働きたいから
育児期間のリモートワークの効果はバツグンです。
はっきり言って毎日出社するパパさんと比較すると反則レベルに人生の充実度が高いです。
私は転職前後で「毎日1時間の通勤」と「週半分在宅勤務」両方のワークスタイルを経験したので断言できます。
育児パパはリモートワークできる仕事に転職すべき!もしくは会社から5分以内の家に引っ越し推奨です。
家族との時間と自分の為の時間を増やそうと思ったら通勤時間ほど無駄なものはありません。
育児スタイルには人それぞれの考え方があり、「答えは一つではなく賛否両論があるもの」だと知っていますが、この「仕事と育児を両立したいなら、絶対にリモートワークできる仕事に転職すべき!」については異論無しとハッキリ断言主張したいです。
⑥世帯年収は600万円あれば十分だとわかったから
幸せに暮らせる為のお金はそれぞれの家庭で異なると思いますが、我が家は年収600万円あれば良いなと結論づけました。
育児優先で、残業ゼロ転職をした結果、年収が下がることもあるかもしれません。
私の場合は年収が100万円以上下がりました。
だけど全く後悔はしていません。
家でただ娘と一緒に過ごせる時間は、お金をかけて贅沢するよりも10000倍幸せです。
必要以上のお金を稼ぐ為に心身共に消耗するのはナンセンスですよね?「パパが家でいつもグッタリ疲れている」状態は子供にも悪い影響を与えてしまいます。
収入ダウンをカバーするお財布の工夫はまた別の記事にまとめようと思いますが、一時的な収入ダウンはさほど心配しなくても大丈夫という実感があります。
「もっともっと稼ぎたい」という向上心は大切だなと思いますが、子供との時間を考えたら「自分達がしたい暮らしのリズムとそれに見合った働き方&年収」の見極めをすることが大切なのだと身をもって感じました。
転職前はハードワークで金銭的には多少の余裕があったのですがそれは「必要以上に働いていた」ことなのだと気づきました。
そして私はダウンキャリア転職を決意しました。
まとめ
以上が私の転職活動を決意した理由です。
やはり子供との時間を優先しつつ、父親自身も「これからのキャリアをどうしようか?」と、」一旦今までのハードワークから離れてゆっくり考える事が大事かなと感じています。
自分たち家族らしい幸せな暮らしのリズムを一緒に模索していきましょう。